モバイル広告、2014年に初の新聞・雑誌・ラジオ広告超え──米eMarketer予測

米広告市場でスマートフォンとタブレットに表示する広告の売上高が増加しており、2016年にはPCを超えるとeMareketerは予測する。

» 2014年07月03日 13時22分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米国におけるモバイル広告の売り上げが、2014年末には広告全体の10%になり、初めて新聞、雑誌、ラジオ広告を超える──。米調査会社のeMarketerは7月2日(現地時間)、このような予測を発表した。

 2014年のモバイル広告費は前年比83%増の177億ドルに上る見込み。テレビ、PCに次ぐ3位になる。同社によると、2014年の米国の成人のスマートフォンあるいはタブレットの1日当たりの平均使用時間は2時間51分で、前年より32分伸びるという。モバイル広告は2016年にはPC広告をも超えるとeMarketerは予測している。

 marketer 1 メディア別広告費推移(資料:eMarketer)

 PCとモバイルを合わせたデジタル広告の18.2%はGoogleとFacebookが占める。Facebookの米国での広告売上高に占めるモバイル広告の割合は、前年の46.7%から大幅に拡大し、68.0%になるという。Googleでは、2014年は36.8%だが、2016年には65.8%に増加するとeMarketerは予測する。

 marketer 2 企業別デジタル広告売上高推移(資料:eMarketer)

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