「Firefox 31」の安定版リリース

Firefox 31では計11項目の脆弱性が修正された。新しいペアレンタルコントロール機能も発表している。

» 2014年07月23日 07時41分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 Mozilla Foundationは7月22日、Webブラウザの安定版アップデートとなる「Firefox 31」をWindows、Mac、Linux、Android向けに公開した。

 Mozillaのセキュリティ情報によると、Firefox 31では計11項目の脆弱性が修正された。このうち「Cesium JavaScriptを使用する際のWebGLのクラッシュ」「DirectWriteフォント処理における解放後使用」「さまざまなメモリ安全性の問題」の3項目は、重要度が「最高」に区分けされ、潜在的に悪用可能なクラッシュ誘発の恐れが指摘されている。

 延長サポート版の更新版となる「Firefox ESR 24.7」でも同じ脆弱性が修正された。

 また、Firefoxの新しいペアレンタルコントロール機能「Prefer:Safe」も併せて発表した。これまでのペアレンタルコントロールはWebブラウザや検索エンジンなどを個別に設定する必要があったが、新機能ではユーザーのOSがペアレンタルコントロールモードで実行されていることをFirefoxが認識し、「Prefer:Safe」のHTTPヘッダをサイトやサービスに送信。サイト側でこのヘッダを参照し、自動的に高い安全コントロールをサポートするという。同機能はMacとWindowsに対応する。

修正された脆弱性の一覧

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