Apple、iPhone 6 Plusが「通常の使用で曲がることはまれ」とコメント

「iPhone 6 Plusをズボンの前ポケットに入れて1日過ごしたら曲がった」といったネット上の報告が話題になる中、AppleがCNBCなどのメディアに対し、通常の使用で曲がることはまれで、Appleへの報告は9件しかないと語った。

» 2014年09月26日 07時26分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleは9月25日(現地時間)、iPhone 6 Plusが曲がってしまうという問題について、米Re/Code米CNBCなどにコメントした。

 AppleはCNBCに対し、24日までに新iPhoneが曲がったと連絡してきた顧客は9人だと語った。同社は22日、19日に発売したiPhone 6/6 Plusの累計販売台数が1000万台を超えたと発表している。

 同社は、新iPhoneの筐体には強度の高いアルミニウム合金を使っており、強い応力がかかる位置を強化するためにステンレスとチタンで補強していると説明。また、ディスプレイにはスマートフォン産業で最強のガラスを採用したと語った。

 さらに、発売前に3点曲げテストや数百人の従業員による日常での利用テストも実施したとしている。

 MacRumorsのフォーラムに寄せられた報告では、スーツのズボンの前ポケットにiPhone 6 Plusを約15時間入れたまま頻繁に座ったり、(結婚パーティーで)踊ったり、車を運転したりした結果曲がったという。

 bend MacRumorフォーラムへの投稿

 Appleは、通常の使用で問題が発生した場合は報告するようユーザーに呼び掛けている。

 非営利の米消費者団体が発行する雑誌Consumer Reportsは現在、新iPhoneの科学的なテストを実施しており、近日中に結果を発表するとしている。同誌はiPhoneをはじめとするさまざまな消費者向け製品のテストを実施しており、iPhone 4sについては同誌の「推奨スマートフォン」と認めている。

photo Unbox Therapyによる“実験”動画

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