「Local Awareness」は、「いいね!」していなくても広告主の店舗の近くに行くと自動的にニュースフィードにその店舗の広告が表示される位置情報によるターゲティング広告だ。
米Facebookは10月7日(現地時間)、ローカルビジネス向けの新しい広告サービス「Local Awareness」を発表した。位置情報を有効にしているユーザーが広告主の店舗に近づくと、そのユーザーのニュースフィードに店舗の広告が表示される。
他のFacebook広告と同様に、広告主は予算の範囲内で広告を作成できる。設定できるのは、店舗からの距離とリーチするユーザーの年齢・性別と、ユーザー数だ。
広告に掲載できるのは、写真と宣伝テキスト、ページへの「いいね!」ボタン、店舗までの道順を表示するための「Get Directions」ボタン。
同広告はまずは米国で提供され、向こう数カ月中に世界の他の地域でもスタートする。モバイル端末でFacebookの位置情報を有効にしているユーザーは、「いいね!」していなくても近くにあるショップやレストランの広告がニュースフィードに表示されるようになる。
Facebookは同日、4月の「F8」で発表したモバイルアプリ向け広告ネットワーク「Audience Network」を一般広告主向けに公開した。これにより、広告主はFacebookユーザーのアクティビティに基づくターゲティング広告をモバイルアプリで展開できるようになった。
例えばFacebook上でバイク関連のページに「いいね!」したユーザーがFacebook以外のモバイルアプリを利用していると、アプリ上にバイクショップの広告が表示されるようになる。
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