暗闇で撮影対象をくっきり――キヤノンMJがネットワークカメラの新製品

暗い場所や逆光でも明るさの違いを解析して、映像の暗い部分を自動的に補正する機能を標準搭載する。

» 2014年10月30日 15時00分 公開
[ITmedia]
VB-H43

 キヤノンマーケティングジャパンは10月30日、監視用途向けのネットワークカメラの新製品を発表した。フルHD(約210万画素)の「VB-H」シリーズと約130万画素の「VB-M」シリーズの合計8機種を31日に発売する。

 新製品は映像圧縮アルゴリズムにH.264を採用し、映像データ量を従来に比べて最大約30%を削減することで、より長時間の録画ができるようになった。光学20倍ズームのパン・チルトの動作速度を高速化しつつ、広角時は速く、望遠時は遅くすることで、被写体を的確に追尾できるようにした。

 また、新機能の「オートSSC(スマートシェードコントロール)」では暗闇や逆光などの場所で被写体を鮮明に撮影できない場合に、明るさを自動的に解析して自動的に露出を補正し、被写体を視認できるように明るさを調整する。映像内の変化を検知(動体や置き去り、いたずら、通過など)では持ち去り検知機能を強化し、監視対象とする物や範囲の外形を自動的に設定、認識できるようになっている。

オートSSCが動作した際の映像(右)

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