スマホ紛失、トップは沖縄 なくしやすい人の特徴は?

Lookoutが1000人にアンケートした結果、スマホ紛失が最も多いのは沖縄、最小は中国・四国だった。

» 2014年11月18日 11時32分 公開
[ITmedia]

 身近になったスマートフォンを紛失して、写真やメールといった大事なデータをなくしてしまった経験を持つ人は多いだろう。モバイルセキュリティ会社の調査によると、スマホの紛失が最も多いのは沖縄、最小は中国・四国であることが分かった。

 Lookout Mobileが18歳以上の1000人を対象に実施したスマートフォン紛失に関する調査によれば、ユーザーの5人に1人以上(23%)がスマホの紛失を経験。紛失した場所では「交通機関」や「店舗・ショッピングセンター」がそれぞれ16%と最も多く、紛失理由では「公共の場所に置いて、うっかりそのままにした」が45%を占めた。紛失した時間帯は「12時〜17時」(38%)と「18時〜21時」(34%)で、日中から夜間が全体の7割以上となった。

 世代別では18歳〜24歳の45%が「紛失したことがある」と回答、このうち15%は年間に3回〜5回紛失していると答えた。45歳〜49歳での紛失経験者は12%で、頻度は年に2回以下だった。就業状況別では学生の45%が紛失した経験を持つ一方、就業者では24%、退職者では10%だった。

地域別のスマホ紛失の状況(Lookout Mobileより)

 スマホ紛失の発生が多い地域は、沖縄地方が44%で最も多く、最も少ないのは中国および四国地方(それぞれ15%)だった。しかし、東北や関東、関西でも平均値を上回っており、人口の大小など地域的な偏りがあるわけではないようだ。

 こうした特徴を総合して同社は、スマホを紛失しやすい人の特徴を「18〜24歳・学生・都市圏居住者」と挙げている。

スマホをなくしやすい人の特徴(Lookout Mobileより)

 また、ユーザーが紛失したスマホに保存している大切なデータとして挙げたのは、「個人的なメール」(88%)や「写真」(87%)、「アドレス帳」(77%)。スマホを取り戻すためにとった行動では「来た道を戻って入念に探す」(57%)や「ほかの電話から自分のスマホに電話をかける」(50%)が多く、探索アプリなどを使って探すケースは20%だった。

 紛失した端末を取り戻せなかったというユーザーは11%。その理由では「いろいろ試したがダメだった」(52%)や「盗まれた」(32%)が多い一方、「取り戻す方法が分からない」(28%)や「何をすればいいか分からない」(16%)など、探す方法を知らないユーザーも少なくないことが分かった。

 同社では万一の紛失による悪用を防ぐために、(1)端末にパスワードやPINコードを設定すること、(2)自分の持ち物がどこにあるかをいつも注意しておくこと――などを呼び掛けている。

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