Android版Chromecastアプリに、同じ部屋にいる友達のAndroid端末からWi-Fiネットワークに接続させずにChromecastにキャストさせる「ゲストモード」が追加された。
米Googleは12月11日(現地時間)、テレビ用デバイス「Chromecast」のAndroidアプリをアップデートし、同じWi-Fiネットワークに接続していないAndroid端末からもキャストできる「ゲストモード」(β)を追加したと発表した。この機能はAndroid 4.2.2(コードネーム:KitKat)以降の端末で利用できる。
ChromecastアプリをインストールしてあるKitKat以降を搭載する端末であれば、Wi-Fiネットワークに接続していなくても自動的にChromecastに接続し、YouTube動画などのキャストができる。
ゲストモードはオプトイン(初期設定では無効)になっており、対応する端末でChromecastアプリをアップデートすると、有効にするかどうか確認する画面が表示され、[OK]をタップすると設定画面になる。
有効にすると自動的に4桁のPINコードが設定される。Chromecastがこの4桁のPINを耳に聞こえない音波で近くにあるゲスト端末に転送することで、自動的にペアリングが設定される。音によるペアリングが失敗した場合は、テレビ画面に表示されているPINコードを手動で入力する。
ゲスト側は、[≡]メニューで「画面をキャスト」を選択し、「画面をキャスト」ボタンをタップする。
このアップデートで、マテリアルデザインにも対応し、幾つかのバグも修正された。
本稿執筆現在、ゲストモードはChrome拡張機能版とiOS版には追加されていない。
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