実況ツールのTwitch、安心してBGMに使える音楽ライブラリを公開

Amazonが昨年9億7000万ドルで買収したゲーム実況サービスのTwitchが、著作権を気にせずBGMに使える音楽ライブラリと、ゲームではなく音楽の生演奏(ただしオリジナル曲)を実況できるカテゴリーの新設を発表した。

» 2015年01月16日 15時37分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Amazon傘下のゲーム実況動画配信サービスTwitchは1月15日(現地時間)、実況のBGMに安心して使える著作権関連をクリアした音楽ライブラリ「Twitch Music Library」(β)を立ち上げたと発表した。

 twitch Twitch Music Library

 立ち上げ段階で、500曲以上が登録されている。Mad Decentのような人気インディレーベルの曲もある。今のところ、EDM系がほとんどだ。

 これらの楽曲はTwitch内でのストリーミングおよびVODでの利用に関してのみ著作権をクリアしたもののため、VODを米Google傘下のYouTubeにエクスポートする場合はYouTube側のContent IDシステムで問題がないかどうか確認する必要がある。

 こうした取り組みの先例としては、YouTubeが2013年9月に立ち上げた「オーディオライブラリ」などがある。

 Twitchはまた、音楽生演奏中継カテゴリーを新設したことも発表した。同社は昨年7月、スティーヴ・アオキのスペインでのコンサートを、ゲーム以外の初のライブとして配信した。新カテゴリーでは現在もプロのアーティストのライブ演奏が配信されている。また、EDMレーベルMonstercatとの提携により24時間音楽を流し続けるMonstercat FMチャンネルもある。

 Twitch 2

 一般ユーザーもここで生演奏を配信できるが、その場合、演奏するのはオリジナル曲である必要がある。

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