「Windows 10」テクニカルプレビュー更新 「Cortana」や日本語対応

Microsoftが来週の予定だった「Windows 10」テクニカルプレビューの新ビルド(9926)を23日に公開した。日本語に対応し、パーソナルアシスタント「Cortana」や「Continuum」が使える(Cortanaは英語版のみサポート)。

» 2015年01月24日 07時46分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは1月23日(現地時間)、次期OSのプレビュー「Windows 10 Technical Preview」の1月のアップデート(ビルド9926)をリリースしたと発表した。Windows Insider Programに参加しているユーザーはWindows Updateで自動的にアップデートできる。日本語にも対応した。

 21日のイベントでは新ビルドは来週公開としていたが、前倒しになったようだ。

 このアップデートで、21日のイベントで発表された多数の新機能が追加されたが、予告通り新Webブラウザ「Project Spartan」(コードネーム)はまだ含まれず、Spartanと同じデュアルレンダリングエンジンになったInternet Explorer(IE)が含まれる。

 追加された主な新機能は;

  • 日本語を含む23カ国語のサポート
  • 音声対応のパーソナルアシスタント機能「Cortana」:設定すれば「Hey Cortana」と呼び掛けることで起動できる。ただしまだ米国版の英語のみに対応
 cortana
  • 新しいスタートメニュー:メニューの全画面表示と色のカスタマイズができる
  • Continuum」:Surface Proのようなハイブリッド端末でキーボードの脱着を検知して入力UIを自動的に切り替える
  • 新しい「Xbox Apps」:ただし、ゲームのストリーミングプレイはまだできない
  • 新しい「Settings」:ユーザーインタフェースが従来のコントロールパネルに近づけられた。まだ完全にコントロールパネルが消滅してはいない
 settings
  • 新しいWindows Store:古いWindows Storeも残っており、新しいWindows Storeのタイルはグレイで表示される。スマートフォンと8インチ以下のタブレット用アプリストアWindows Phone Storeが統合された

 この他、オーディオ/ビデオ端末への無線接続ボタン、写真アプリ、マップアプリの新版、Windows UpdateのUIの改善などが施された。

 なお、このビルドをインストールすると、PCのリブートのたびにブート選択メニューが表示されるが、このバグは改善される見込みだ。この他の現状の問題については公式ブログ(英語)を参照されたい。

 Insider Programにはこちらのページから参加できる。参加するにはMicrosoftアカウントが必要だ。

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