中央省庁にも人脈可視化・共有の波――経済産業省、名刺管理サービス「Sansan」導入へ

経済産業省が、名刺管理・共有サービス「Sansan」を導入した。同サービスの導入は、中央省庁では初となる。

» 2015年03月16日 18時11分 公開
[ITmedia]
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 Sansanは3月16日、同社の法人向け名刺管理・共有サービス「Sansan」が経済産業省産業技術環境局において試験的に導入されたと発表した。経済産業省は省内の人脈を可視化して有効活用することで、産業政策のさらなる推進を目指す。

 「Sansan」最大の特徴は、オペレーターがスキャナやアプリで取り込んだ名刺データを見ながら手入力で正確な情報をテキスト化するため、修正をすることなく使える点。生成された名刺データはWebアプリを通じて組織内で共有することが可能だ。さらにWebアプリ側には、取り込んだ名刺情報に基づく会社単位の組織図が自動で生成され、自社のスタッフが取引先の誰といつ、どこでコンタクトしたかを把握できる。

 経済産業省ではこれまで名刺管理は個人に任されており、省内で名刺情報を共有する仕組みを持っていなかったという。同省では人事異動に伴う引き継ぎが定期的に発生するため、このほど試験導入に踏み切った。Sansanの導入により、業務の効率化と省内の人脈情報共有基盤の構築を目指すとしている。

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