Microsoft、「Lync」→「Skype for Business」を開始 5月末までに完了の見込み

Microsoftの企業向けコラボレーションツールが「Lync」から「Skype for Business」に移行する。「Office 2013」(企業向け)は4月の月例アップデートで、「Office 365」の「Lync Online」は5月末までに段階的に移行する。

» 2015年04月15日 12時07分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは4月14日(現地時間)、3月に予告した企業向けコミュニケーションツール「Lync」の「Skype for Business」への移行を開始したと発表した。

 企業向け「Office 2013」では4月の月例アップデートの一環として実施され、「Office 365」の「Lync Online」からの移行は数週間かけて全ユーザーに“ローリングアウト”していき、5月末までに移行を完了する見込みという。

 既に日本語のSkype for Businessのサイトが開設されている。

 skype

 Microsoftの企業向けコラボレーションツールはこの移行により、名称やアイコンが変わるだけでなく、ユーザーインタフェース(UI)が一般向けのSkypeと似たものになり、例えば通話モニター(他のアプリを使っていてもアクティブな通話を表示しておく機能)などが使えるようになる。UIは変わるが、Lyncの従来の機能もそのまま使える。

 skype 2 Skype for Businessの画面

 現行のLync Serverを使っているSA保有のユーザーにはSkype for Businessを展開する権利があり、Lync Onlineを利用しているOffice 365ユーザーには自動更新が提供される。

 ライセンス関連を含むよくある質問と答えはこちらにまとまっている。

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