口コミサイトのYelpが、病院などの医療施設のレビューページの一部に公的機関や非営利団体による評価を表示するようになった。病床数や研究治療の待ち時間、医師のコミュニケーションスキル、病室の静かさなどが表示される。
地域のレストランやショップなど(いわゆるローカルビジネス)のレビューを掲載するソーシャルサイト米Yelpは8月5日(現地時間)、米国の医療施設(病院や養護施設など)ののレビューページに病床数や医師のコミュニケーションスキルの評価などを表示すると発表した。
Yelpは、「住所のある場所についてなら何でもレビューできる」という口コミサイト。米国を中心に30カ国以上でサービスを展開しており、日本でも昨年4月から利用できる。
医療機関の評価は、米国の医療関連専門の非営利メディアProPublicaが収集した公的データに基いている。4600の病院、1万5000の養護施設、6300の透析クリニックの評価で、四半期ごとに更新される。
例えばカリフォルニア州の病院を検索し、トップに表示された病院(West Kendall Baptist Hospital)を表示したところ、下の図のように緊急治療の待ち時間、医師との意思疎通のしやすさ、病室の静かさの評価が表示された。これは連邦政府のMedicare.govが提供する情報だという説明がある。
情報ソースによって表示される項目は異なり、別の病院の評価はProPublicaによるもので、こちらは病床数、罰金支払い、重大な欠陥、支払停止の有無が表示された。
いずれにしても病院の信頼性などの評価の参考になりそうだ。
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