Apple初のAndroidアプリ「Move to iOS」がGoogle Playに登場

Appleが初めて提供するAndroidアプリ「Move to iOS」は、Android端末からiOS端末への移行をサポートするツールだ。コンタクトやメールアカウントなどをiOS端末側が開設するプライベートWi-Fiネットワーク経由で転送できる。

» 2015年09月17日 10時55分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Appleは9月16日(現地時間)、モバイルOS「iOS 9」のリリースに合わせ、Androidアプリ「Move to iOS」を米GoogleのGoogle Playで公開した。

 AppleがAndroid向けアプリをリリースするのはこれが初めてだ。(Apple MusicのAndroidアプリをリリースすることは発表しているが、まだ登場していない。)

 ios 1 Apple初のAndroidアプリ「Move to iOS」

 アプリ名から分かるように、AndroidからiOSへの移行をサポートするツールだ。Android端末内のコンタクト、メッセージ履歴、写真と動画、ブラウザのブックマーク、メールアカウント、カレンダーのデータをこのアプリで移行できる。

 当初の説明ではiOS端末側にもアプリをインストールするとなっていたがその必要はないようだ。Google Playにある説明によると、このアプリで移行を選択すると、iPhoneあるいはiPadがプライベートなWi-Fiネットワーク内でこのアプリを稼働中のAndroid端末を検知し、セキュリティコードを入力すると移行が始まるという。

 ios 2 iOS側にはアプリのインストールは不要

 移行が完了したAndroid端末の画面には、「Recycle your Android Phone このAndroid端末は、Apple Storeで無料でリサイクルできます」というメッセージが表示される。現在AppleのリサイクルプログラムのページにはAndroidの下取りについては明記されていないが、今年3月にApple製品以外の端末の下取りプログラムを開始すると報じられていた

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ