Adobe、Flash Playerの脆弱性を修正

特にWindowsとMacでは脆弱性を悪用される危険が高いとして、できるだけ早く更新するよう呼び掛けている。

» 2015年09月24日 07時03分 公開
[鈴木聖子ITmedia]
Adobeの告知

 米Adobe Systemsは「Flash Player」のセキュリティアップデートを9月21日付で公開し、多数の深刻な脆弱性を修正した。

 Adobeのセキュリティ情報によると、今回のアップデートでは任意のコード実行などにつながる脆弱性を多数修正した。悪用された場合、攻撃者にシステムを制御されたり、情報流出を招いたりする恐れがある。

 脆弱性を修正したFlash Playerの最新版は、バージョン19.0.0.185(WindowsとMac向け)、18.0.0.241(WindowsとMac向けの延長サポート版)、11.2.202.521(Linux向け)となる。また、AIRのデスクトップ版やAndroid版はバージョン19.0.0.190に更新された。

 特にWindowsとMacでは脆弱性を悪用される危険が高いとして、できるだけ早く更新するよう呼び掛けている。

 GoogleのChromeと、MicrosoftのEdge(Windows 10)およびInternet Explorer(IE) 10/11(Windows 8.0/8.1)に搭載されたFlash Playerは、自動的に最新版に更新される。Adobeはそれ以外のバージョンのWindowsやMacについても、自動的に更新版を受け取るオプションを提供している。

脆弱性の概要

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