Facebook傘下のOculus VRが、開発に協力したSamsungの「Gear VR」用のソーシャル機能と最高4人までのチームを組んで遊べるソーシャルVRゲームを発表した。
米Facebook傘下のOculus VRは3月9日(現地時間)、韓国Samsung Electronics製VR HMD「Gear VR」で遊べるソーシャルVRゲーム「Social Trivia」をアプリストア「Oculus Store」で10日に公開すると発表した。
最高4人までのユーザー同士でチームを組み、世界中の他のチームとトリビアを競うというもの。サンプル画像を見ると、バーチャルな会議室空間で首だけのアバターが円卓を囲み、卓上にクイズのテキストが表示されている。分かったら円卓中央のボタンを押して答える早押しクイズになっているようだ。
Gear VRのユーザーは、10日からこうしたゲームをプレイするための自分のユーザープロフィールを登録できるようになる。プロフィールは実名あるいはOculus用のニックネームで登録できる。
また、「Oculus Social」という仮想の部屋で、友達と一緒にTwitchやVimeoの動画を鑑賞できるようになる。
さらに、人気のVRゲーム「Herobound」シリーズの新作「Herobound: Gladiators」が公開された。Heroboundは、敵を倒しながらダンジョンを進んでいくアクションゲーム。Gladiatorsは4人までのユーザーでチームを組み、音声チャットで連絡を取り合いながら戦える。
同社はまた、3月中にソーシャルなVRゲームやアプリを作るための開発者ツールをリリースすることも発表した。
OculusはGear VRの開発に協力している。OculusのVR HMD「Oculus Rift」の製品版は、3月末くらいから順次出荷されていく見込みだ。
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