Googleが、Webブラウザ「Chrome」のバージョン50をWindows、Mac、Linux向けに公開した。同バージョンからWindows XP/Vistaなどの旧OSはサポートされなくなる。セキュリティ問題は危険度「高」2件を含む20件が修正された。
米Googleは4月13日(現地時間)、Webブラウザ安定版の最新バージョンとなる「Chrome 50」(バージョン50.0.2661.75)をWindows、Mac、Linux向けに公開した。
一般ユーザーに関係のある主な変更点を紹介する。
Googleは予告通り、このバージョンから以下のOS向けにはアップデートをリリースしない。これらのOSでもChromeを使い続けることはできるが、セキュリティ上危険なので、OSをアップグレードすることをGoogleは推奨している。
Webサイト側で通知データのペイロードをプッシュメッセージに含めるようになり、また、ユーザーが通知を閉じたことを検出できるようになったため、ネット接続環境が悪い場合などに起きていたプッシュ通知の不具合が改善され、複数端末での重複通知を避けられるようになる。
さらに、通知カードをある程度編集できるようになった。例えば、カード上の操作ボタンを設定したり、通知方法(音や振動など)を指定できるようになった。
Chromeが「link rel=preload」属性をサポートするようになり、リソースが複数の場所に分散していてこれまで読み込みに時間がかかっていたWebページで、開発者側があらかじめリソース場所を指定すれば、表示が速くなる。下の動画は、Chrome 50でのリソース指定の有無の比較だ(左が指定あり)。
セキュリティ問題は20件が修正された。このうち外部の研究者が発見した「拡張バインディングにおけるユニバーサルXSS」と「V8における境界外書き込み」の2件は、Googleの危険度評価で上から2番目に高い「高」に分類されている。
これらの脆弱性を悪用された場合、特定の条件下で攻撃者に任意のコードを実行されたりする恐れがある。発見者にはそれぞれ7500ドル、5000ドルの賞金が贈呈された。
他にも危険度「中」の脆弱性5件、「低」の脆弱性1件について、個人の研究者やHewlett−Packard(HP)のZero Day Initiativeなどから寄せられた情報をもとに修正し、それぞれ500〜1500ドルの賞金を贈呈している。
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