2015年のWWDCでiOS 9でのIPv6への移行を発表したAppleが、App Storeに登録するすべてのアプリに6月1日からIPv6サポートを義務付ける。
米Appleは5月4日(現地時間)、同社のApp Storeに登録するiOSアプリは、6月1日から「IPv6」のみのサポートを必須とすると発表した。
同社は2015年の年次開発者会議WWDCで、「iOS 9」でのIPv6ネットワークへの移行について発表済みだ。
現行のほとんどのApp StoreのアプリはIPv6をサポートするAPI「NSURLSession」および「CFNetwork」を採用しているため、影響はないとしている。
「IPv4」対応のアプリの開発者は、参考資料を読んでアプリを更新するようAppleは推奨する。
IPv6への対応は、米国では大手携帯事業者のVerizonで利用率が7割を超え、日本では2015年11月、総務省が携帯電話事業者に対し、2017年度からすべてのスマートフォンでIPv6に対応したネット接続ができるようにするよう求める方針を固めている。
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