ただし、アプリは全画面で表示されるため、Windows 10のUWP(Universal Windows Platform)アプリのように、ウィンドウ単位で表示されるわけではない。Windows 10のタブレットモードで動かしているのと、同じような状況だ。
若干戸惑ったのは、アプリを切り替える際に、画面下に表示されているタスクバーを使うことだろう。また、アプリには閉じるボタンや最大化//最小化表示のボタンがなく、PCのWindows 10に慣れているユーザーにとっては少し操作を戸惑うことになる。
Excelはスマートフォンとは思えないほどの使い勝手だ。バンドルしているOfficeは幾つかの機能が使えず、できればOffice365のサブスクリプションを購入して、フル機能のOfficeをWindows 10 Mobileでも使ってほしい
一方でContinuum for Phoneの問題点も見えてくる。Windows 10 Mobileは、PCのデスクトップアプリケーションを動かせない。つまり、一太郎などWindows PC向けのアプリケーションは動作しない。
また、Windows 10 Mobile向けのアプリであっても、Continuum for Phoneに対応していなければ、ディスプレイ上では利用できない。この場合、使用できないアプリはグレーアウトで表示される。
幾つかアプリを試してみたが、全てのアプリがContinuum for Phoneに対応しているわけではなかった。このあたりはMicrosoftのアプリ、もしくは最新のUWPベースのアプリだけになるだろう。最新のUWPベースのアプリが増えてくれば、Continuum for Phoneでも利用できるようになっていくはずだ。
Continuum for Phoneで起動できないアプリは、グレーアウトしている。今後Windows 10のUWP仕様でアプリが開発されていけば、多くのアプリがContinuum for Phoneで動作するだろう
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