日本IBM、「Watson IoT Platform パートナーエコシステム」を始動

コグニティブ技術とIoTを密に連携させたソリューションビジネスの強化のため「Watson IoT Platform パートナーエコシステム」を開始した。

» 2016年07月27日 07時00分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは7月26日、「Watson IoT Platform パートナーエコシステム」を発表した。

 このプログラムは、コグニティブ技術のWatsonを使ったIoT分野の事業強化を目的に、同社のIoT基盤サービス「IBM Watson IoT Platform」を活用するビジネスパートナーとの連携を図るもの。アルプス電気、京セラ、日本テキサス・インスツルメンツ、マクニカ、三菱電機、リコーなど17社が参加する。

 Watson IoT Platfromは、クラウド基盤Bluemix上で提供され、センサーなどのデバイスからの接続、APIを介したデータ分析やルールエンジンなどの機能連携が可能になる。IoTデータの分析や可視化のダッシュボード作成、モバイルIoTアプリ開発など容易になるという。

 IBMは、パートナーが抱える顧客のニーズにいち早く対応することで、業界特化のIoTソリューションの実績を増やし、事業拡大を図る。今後同プログラムの参加企業を増やしていく方針。

 IoT市場では具体的な適用実績の積み重ねと新規需要開拓が同時に進む。この両輪を効率よく回すために、パートナーシップなどの取り組みが多くのプラットフォームベンダーで活発化するとみられる。

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