サントリーグループは、IBMとのBPO契約の更改で「ロボティック・プロセス・オートメーション」を採用し、経理業務の自動処理を進める。
日本IBMは9月8日、同社が請け負うサントリービジネスエキスパートからの経理業務に、「ロボティック・プロセス・オートメーション」(RPA)を採用されたと発表した。
RPAは、文字を光学的に自動認識してコンピュータが処理できる形式に変換するOCRなどを利用し、業務連携を支援する技術。1カ月あたり約5万件の支払伝票の入力が自動的にできるという。
サントリービジネスエキスパートはサントリーグループ各社の業務支援を行う会社。日本IBMに経理業務を委託していた。RPAの採用で、主要な4種の伝票における業務効率を約20%の改善したと同社は評価する。経理業務のルールを整理し、自動処理の導入を推進する。将来は50%超の効率化を見込む。
サントリービジネスエキスパートは、日本IBMへの業務委託契約を5年延長する。
自動化処理は今後、税務関連など数万件単位を超える事務作業にも導入が広がると期待されている。
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