「Fitbit」と「Runkeeper」でIoTのAPI連携を実感した話デジタルセラー中山の視点(2/2 ページ)

» 2016年09月29日 08時00分 公開
[中山貴之ITmedia]
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「IoT」と「API連携」は生活に入りこんでいる

 今、IoTやAPI連携というのはITの旬ネタの1つですが、小難しいことではなく、このように一般ユーザーが使うサービスにも入り込んでいるのです。スマホでアプリをインストールしたり、設定を変更したりするときに、「接続を許可しますか」という確認画面が表示されて、何の気なしにOKボタンを押してしまいますが、これもAPI連携、場合によってはIoTなのだと思います。

 一般の人はAPI連携なんて言葉を普通は知らないですし、知っていたとしても意識はしません。ただ、このAPI連携はスマホという便利なデバイスの普及により、存在を表に出すことなく、確実に広がっていくのでしょう。個人的には、API連携は技術ではなく、アイデアが勝負なのではないかと思っています。

 技術のハードルは今後どんどん下がっていくでしょう。PaaSやSaaSで提供されているユーザーフレンドリーなGUIによって、プログラミングができなくても、パーツを組み合わせることでアプリが作れるようになっていて、API連携やIoTもその恩恵を受けています。その意味では、ビジネスでどうユーザーに魅力に感じてもらえるかを考え出す、創造力が今後問われることになるのだと思っています。

 最後に、私が会社の周辺をウォーキングをした際にFitbitとRunkeeperの両方を同時に立ち上げて残した記録をアップします。距離も時間も、少しずつ違っているのが興味深いですね。

photophoto Fitbit(左)とRunkeeper(右)の画面

 この記録は両者の連携機能を使っていません。RunkeeperはiPhoneの加速度センサーを、FitbitはFitbit Flexの加速度計を利用していることで違いが出ているのでしょうか。アプリの見た目も少しずつ違っていて、どちらが好きとか嫌いとないので、当面、両方を立ち上げて連携せずに楽しもうかと思っています。

著者プロフィル:中山貴之

日本IBMのデジタルセールス部門所属のソフトウェア営業担当。デジタルセリング・リーダーとして活動中。詳しいプロフィルはこちら


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