Googleが、AnWordsやGoogle Playなどのサービスで採用してきたNewSQLを基にした「Cloud Spanner」のβ版を公開した。
米Googleは2月14日(現地時間)、いわゆるNewSQLである「Cloud Spanner」をβ公開したと発表した。
NewSQLとは、データの一貫性が保てるRDBと、スケールアウトしやすいNoSQLの双方の長所を持つデータベースサービス。Cloud Spannerは、一貫した二次インデックスを含む強い一貫性を持ち、SQLをサポートし、高可用性を備えたマネージドインスタンスを提供するとGoogleは説明する。
同サービスは、Googleが2007年から社内で採用している「Spanner」を元にしている。Spannerは、AdWordsやGoogle Play Storeなどの同社サービスを支えている。
時間の経過とともに成長するメタデータを格納する必要があり、また、複数の地域を横断してデータを管理する必要があるようなデータ管理に向いている。
同サービスは「Google Cloud Platform」の一環として提供される。料金体系はCloud Platformに準じ、実際に使ったノード、ストレージ、ネットワーク接続で計算される。
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