NECが、「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」(RAPID機械学習)のパートナープログラム「RAPID WORKS」を新設。併せてソフトウェアパートナー制度の名称を「NEC Software WORKS」に名称変更し、内容を一新した。
NECが、最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つ、ディープラーニング技術を搭載したソフトウェア製品「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」(以下、RAPID機械学習)のパートナープログラム「RAPID WORKS」を新設した。5月9日からパートナー企業の募集を開始している。
RAPID機械学習は、2015年8月に発売された機械学習ソフトウェアで、画像・テキストなどの非構造化データに対応し、高速・軽量なのが特徴。低コストで高精度な画像分類やマッチングシステムを実現する。
同プログラムでは、パートナー企業がRAPID機械学習を活用して製品・サービスの強化や新たなソリューションの創出を支援する。
対象とするビジネスパートナーは、自社の製品・サービスにRAPID機械学習を組み込んだソリューションを提供する「ソリューションパートナー」と、構築・導入コンサルテーション・運用支援など、RAPID機械学習に関連する技術支援サービスを提供する「テクニカルパートナー」の2カテゴリー。NECによると、すでに15社のパートナー企業が同プログラムへの賛同を表明しているという。
同社は、外観検査、故障予兆検知、不正検知、マーケティング分析、人材マッチングなど、RAPID機械学習を生かした新たなソリューションの創出と展開を目的にエコシステムの構築を目指すとしている。
また、RAPID WORKSの新設を機に、2004年に開始したソフトウェアパートナー制度の名称「Partner Program for Software」を「NEC Software WORKS」に変更し、加入特典のメニューを一新した。
特典メニューは、パートナープログラムごとに設定され、パートナー企業に合わせたソフトウェア製品の活用シナリオやビジネスコンセプトを検討する「ビジネス共創ワークショップ」、持ち寄ったアイデアを出し合いながらソリューション開発を進める「技術交流会」など、ビジネス面や技術面における19のメニューを提供する。
今後、RAPID WORKSに続き、その他のソフトウェア製品のパートナープログラムを順次開始することを予定しており、今後3年間で新たに100社のパートナー企業がNEC Software WORKSへ参画することを目指す。
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