Qualcomm、スマートスピーカーの参照設計やUSB-Cイヤホン向けチップを発表

Qualcommが、「Amazon Alexa」や「Google Assistant」搭載スマートスピーカー構築のための参照設計「Qualcomm Smart Audio Platform」など、オーディオ関連の新技術を発表した。

» 2017年06月19日 08時44分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Qualcomm傘下のQualcomm Technologies Internationalは6月15日(現地時間)、中国深センで開催した音楽関連の開発者会議で、スマートスピーカー開発の参照設計「Qualcomm Smart Audio Platform」やUSB-Cイヤホン向けSoCなどを発表した。

 qualcomm 1

 Smart Audio Platformは、メーカーが音声AIアシスタントの米Amazonの「Amazon Alexa」および米Googleの「Google Assistant」をサポートするスピーカーを開発できるようにする参照設計。OSはLinuxとAndroid Thingsをサポートし、BluetoothとWi-Fiで接続するスマートスピーカーを開発できる。また、同社が2014年に立ち上げ、パナソニックや日立などが採用するオーディオシステム「AllPlay」もサポートするので、複数のスピーカーを連係できる。

 qualcomm 2 Smart Audio Platform

 対応SoCを含むこの参照設計を採用することで、メーカーは「Amazon Echo」や「Google Home」のようなスマートスピーカーを開発できる。SoCは第3四半期中に提供開始の予定。AlexaとGoogle Assistantのサポートは年内としている。

 USB-CサポートのオーディオSoCは、エントリーレベルの「WHS9410」とハイエンドの「WHS9420」の2種類を発表。WHS9420はANCをサポートし、高品質のDAC出力が可能。

 この他、無線スピーカー/ヘッドホン向けBluetooshオーディオプラットフォームの「CSRA68100」、Qualcommの次世代アンプ技術「DDFA」なども発表した。

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