米Googleは12月13日(現地時間)、IoT(Internet of Things)デバイス向けの新OS「Android Things」を発表した。AndroidのAPIやGoogleサービスなどを利用して、IoTデバイスを素早く構築できるという。現在は開発者向けプレビューを公開している。
同社が2015年に発表したIoTプラットフォーム「Project Brillo」を発展させたもの。Brilloで得たフィードバックを多数含んでいるほか、Android開発者が慣れている「Android Studio」「Android SDK」「Google Playサービス」「Google Cloud Platform」といったAndroid OSと同様のツールが統合されているという。
現時点では、IoTに適した小型のコンピュータ「Intel Edison」「NXP Pico」「Raspberry Pi 3」などを利用したハードウェアをサポート。さらに米Qualcommとの協業により、モバイル向けプロセッサ「Snapdragon」が同OSをサポートすることも明らかになった。
同OSには、今後数カ月にわたってOSに対するパッチやセキュリティ修正、同社のAI「Google Assistant」などに利用されるIoT向け通信プラットフォーム「Weave」のサポートといったアップデートが提供される。
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