米Googleは8月18日(現地時間)、オリジナルWi-Fiルータ「OnHub」を発表した。北米(米国およびカナダ)で8月31日にGoogle StoreやAmazon.comなどで発売する。価格は199.99ドル(約2万5000円)。
Googleは、従来の家庭用ルータは設定が面倒で、接続が切れたり遅かったりするが、OnHubは高速で安全で簡単に使えるルータだという。機能追加などのためのアップデートはOTAで自動的に実施される。
また、洗練したデザインと目にうるさくないインジケータランプで、部屋の視界に入る場所に置いておけるとも説明する。
iOSおよびAndroid版の「Google On」アプリを使って設定・操作できる。設定ではOnHubが自動的に電波を検出して最速の接続のためのチャンネルを選ぶ。独自のアンテナ設計とソフトウェアによって干渉を排除し、ネットワークを常に最善の状態に保つという。Google Onアプリではルータに接続している端末の確認、スピードテスト、設定変更、友人の端末の追加などを、外出先からもできる。
2.4GHzの802.11b/g/n、5GHzの802.11a/n/acだけでなく、Bluetooth LEとWeaveもサポートする。つまり、GoogleのIoT(モノのインターネット)向けプラットフォーム「Project Brillo」に対応する。
Project Brilloは、今年のGoogle I/Oで発表されたスマートホーム企業Nestが中心となって取り組むプロジェクト。Google I/Oの基調講演では、Google OnとみられるアプリでBrillo対応端末を自動認識し、例えば照明を点灯したりスピーカーの音量を調節するデモが行われた。
OnHubには最高128の端末を接続できる。スマートフォンやタブレットだけではこの数は多すぎるが、家中の電灯や家電の接続を想定すると順当だ。
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