Microsoftがディープニューラルネットワーク(DNN)用のAIコプロセッサを独自開発していると発表した。次期「HoloLens」のプロセッサ「HPU 2.0」に搭載する計画だ。
米Microsoftは7月24日(現地時間)、MR HMDの「HoloLens」の次期モデルに搭載するカスタムプロセッサ「HPU(Holographic Processing Unit) 2.0」にAI(人工知能)コプロセッサを組み込むと発表した。現在開発中としている。
HPUは、HoloLensの様々なセンサーから取り込む大量のデータをリアルタイムで処理するよう最適化されたMicrosoftオリジナルのプロセッサ。
HPUにDNN(深層神経ネットワーク)を実装するAIコプロセッサを組み込むことで、データ処理をより高速化し、バッテリー消費を削減できるとしている。
次期HoloLensのリリース時期についてはまだ何も発表されていない。公式ブログには「これはHoloLensのために開発している新機能のほんの一例であり、Microsoftが長期的投資が可能であることを示しいている」とある。
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