Apple、「Siri」と「Spotlight」の検索エンジンをBingからGoogleに変更

Appleが、これまで「Bing」を採用していた「Siri」、iOSでの検索、「Spotlight」の検索エンジンを、Googleの「Google」に切り替えた。AppleがTechCrunchに送った声明文でそう認めた。Webブラウザ「Safari」のデフォルト検索エンジンと統一したとしている。

» 2017年09月26日 06時37分 公開
[ITmedia]

 米Appleが「Siri」でのWeb検索、iOSでの検索、Macでの「Spotlight」検索のエンジンを米Microsoftの「Bing」から米Googleの「Google」に変更したと、米TechCrunchが9月25日(現地時間)、Appleからのコメントを添えて報じた。画像検索はBing画像検索のままで、動画検索は従来通りYouTubeを使う。

 この変更は、米太平洋時間の25日午前9時から始まっており、世界にローリングアウトしていく。

 siri SiriでのWeb検索結果例

 AppleはTechCrunchに対し「Siri、iOS、MacのSpotlightの検索プロバイダーをGoogleに変えることにより、これらのサービスの検索体験をSafariのデフォルト検索エンジンと統一できる。われわれはGoogleおよびMicrosoftと強い関係を保っており、最良のユーザー体験提供にコミットしている」という声明文を送った。

 Appleは自社のWebブラウザ「Safari」では2007年からデフォルト検索エンジンとしてGoogle検索を採用している。これは設定を変更することでBingを含む他のエンジンに変更できる。SiriやSpotlightの検索エンジンはユーザーが自分で変更することはできない。

 GoogleはAppleのデフォルト検索エンジンに留まるために、Appleに対し約30億ドルを支払うと、8月に報じられた

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