GoogleがChromeブラウザのWindows版に、ダウンロードした拡張機能がユーザーの知らないうちに設定を変更すると「設定を元に戻しますか?」と聞いてくる機能を追加した。
米Googleは10月16日(現地時間)、Windows版Chromeブラウザに、インストールした拡張機能などが勝手にブラウザ設定を変えると警告を表示する機能を追加したと発表した。向う数日かけてローリングアウトしていく。
Chromeブラウザ向けの拡張機能には便利なものも多数あるが、中には勝手にブラウザ設定を変えてユーザーが意図しないWebページにリダイレクトしたり、広告を表示したり、悪質なものだと広告だらけのWebページにリダイレクトしてそこから移動できないようにするものもある。
新機能は、ユーザーが知らないうちにブラウザの設定が変更されると警告を表示し、「Restore」(修復)ボタンをクリックすると設定を元に戻すというもの。
同社はまた、アプリとして提供している「Chrome Cleaner」のデザインを改善したことも発表した。Chrome Cleanderは、Chromeで問題を起こしそうなソフトウェアをスキャンして削除するアプリ。
新しいUIはシンプルになり、警告画面でどのソフトウェアが削除されるのかが分かりやすくなった。「Details」ボタンをクリックすると詳細を表示できる。
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