3つ目のポイントは、トポロジカル量子コンピュータ向けの新たなプログラミング言語を開発したこと。
このプログラミング言語は、「Visual Studio」と緊密に統合され、量子コンピューティングの知識がない開発者でも、量子コンピュータで実行されるサブルーチンを呼び出したり、プログラミングの指令を書いたりすることで、量子コンピュータ向けのプログラムを作成できるという。
この新たな言語が、トポロジカル量子コンピュータ以外で動作するかは現時点では不明だが、これまでの言語とは異なり、可読性が高いものになるのは確かだ。
そして、4つ目のポイントが、量子コンピューティングのプレビューが2017年中に無料で公開されることで、このプログラミング言語使ったアプリケーションを開発やデバッグを行える。
ライブラリやチュートリアルも用意され、開発者は量子コンピューティングに慣れ親しむことができるという。
シミュレーターでは、個人ユーザーの場合は、PC上で最大30論理量子ビットを使用した量子コンピューティングをシミュレートでき、エンタープライズユーザーの場合は、「Microsoft Azure」を利用して、40論理量子ビットを使用した量子コンピューティングをシミュレートできるとしている。
なお、プレビューに参加したい開発者は、「Microsoft Quantum Computing」サイトで申し込める。
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