日商エレクトロニクスとRPAテクノロジーズおよびABBYYジャパンが販売代理店契約を締結し、デジタルレイバー総合サービスの提供を始める。
2018年2月5日、日商エレクトロニクス(日商エレ)とRPAテクノロジーズおよびABBYYジャパンが販売代理店契約を締結し、それぞれでRPA(Robotic Process Automation)およびAI技術を活用した光学文字認識(AI-OCR)分野における協業を開始、デジタルレイバーを安全に戦力化する総合サービスを提供する。
具体的には、日商エレはRPAテクノロジーズが展開する「BizRobo!」シリーズの「Basic Robo!」や、Blue Prism製品の取り扱いを開始し、ABBYYジャパンのAIをベースにした次世代文書処理ソフトウェア「ABBYY FlexCapture」や関連製品を取り扱う。
日商エレでは、2017年11月よりBasic Robo!やABBYY FlexCaptureを業務活用し、月間約30時間(年間で約360時間)かかっていた請求書のチェック作業を自動化することで、社員の業務時間を約90%削減したという。
同時にこういったデジタルレイバーの運用ルールやガイドラインの制定、ロボットの台帳管理、エラー検知などを行う体制の整備に取り組んでいる。
日商エレクトロニクス 代表取締役社長 岡村昌一氏は「RPA分野で国内トップランナーのRPAテクノロジーズと、AI-OCR分野で世界をリードするABBYYジャパンと協業し、RPAとAI-OCRで生み出されるソフトウェアのロボットをデジタルレイバーとして安全に戦力化させるサービスを本格展開する。実体験を通じて得たノウハウをお客さまに提供していくことを心がけたい」と述べた。
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