Microsoftが10月2日にスタートした「Windows 10 October 2018 Update」の提供を6日に停止した。複数のユーザーが、OSのアップデート後に「ドキュメント」フォルダ内のファイルが消失したと報告したため。
米Microsoftは10月6日(現地時間)、2日に開始した「Windows 10 October 2018 Update」の提供を一時的に停止した。アップデート後に幾つかのファイルが消えたというユーザーからの報告について調査するためとしている。
Microsoftのコミュニティには5日に、「バージョン1809へのアップデートは問題なく完了したが、「ドキュメント」フォルダ内のファイルがすべて消えてしまった。バックアップはとっていたが、これは非常に問題だ」という投稿があり、「同じ質問がある」の数は本稿執筆現在369件に上る。
Windows 10の大型アップデートは、前回の「April 2018 Update」からAIを採用した手法を使っており、安全なアップデートが可能だとAIが判断した端末からアップデートを提供している。だが、MicrosoftのWindowsのダウンロードページから最新のWindowsを手動でダウンロード・インストールすることも可能だ。だが、このページも本稿執筆現在、最新バージョンはApril 2018 Updateに戻されている。
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