Appleが2015年に買収したデータベース企業FoundationDBは、同社のJava API「FoundationDB Record Layer」をオープンソース化した。「Record LayerはAppleのCloudKitのバックボーンを形成している」としている。
米Apple傘下のFoundationDBは1月14日(現地時間)、Appleも「CloudKit」などで採用しているJava API「FoundationDB Record Layer」のオープンソース化を発表した。ライセンスはApache License 2.0。
FoundationDBは公式ブログで、「Record Layer」は、スキーマ管理、索引付け機能、クエリー機能を備えており、Appleが何億人ものユーザーのためのアプリとサービスをサポートするために採用している。(中略)Record Layerは、AppleのCloudKitのバックボーンを形成している」と語った。
Appleは2015年にFoundationDBを買収した。FoundationDBは、Appleの基盤技術になっているとみられていたが、Appleが初めてそれを認めたことになる。
Record Layerは、リレーショナルデータベース(RDB)と同様に構造化データを格納するが、複雑なネストデータ型のサポート、レコードのコミット時のインデックスなど、従来のRDBにはない機能も搭載するという。
同社はまた、Record LayerのiCloudでの採用についての詳しい説明をPDFで公開した。ソースはGitHubで公開している。
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