Netflix、10〜12月期売上高は予想を下回るも有料会員数は増加

Netflixの10〜12月期決算は増収減益。有料会員数は予想を上回る880万人増で、1〜3月期は890万人増と予測した。

» 2019年01月18日 09時28分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Netflixは1月17日(現地時間)、2018年第4四半期(10〜12月)の決算を発表した。売上高は27%増の41億9000万ドル(約4572億円)、純利益は1億3390万ドル(1株当たり30セント)と、前年同期の1億8550万ドルから減少した。

 売上高はアナリスト予測の42億1000万ドルを下回ったが、1株当たりの純利益はアナリスト予測の24セントを上回った。

 メンバーシップ(有料会員)数は同四半期中に880万人増加し、前年同期比33%増の1億3900万人だった。2019年第1四半期(1〜3月)には890万人増加すると予測した。

 同社は16日、米国と中南米でのメンバーシップの料金の値上げを発表した。例えば、米国で最も人気のあるHDでストリーミングできるプランが11ドルから2ドル値上げの13ドルになった。オリジナルコンテンツ制作への投資増額および、ユーザー体験改善のためとしている。

 Netflixは2018年、「ハウス・オブ・カード」や「バード・ボックス」などの人気オリジナルコンテンツを配信し、メンバーシップを獲得した。

 netflix 「バード・ボックス」

 ストリーミング市場はAmazonプライムビデオやHuluに加え、2019年中に米Disneyの「Disney+」も参入し、厳しい競争が予想される。

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