Google Cloud Platformを利用しているSPE傘下のVFX企業Sony Pictures Imageworksが、Googleと協力して自社のレンダリング管理システムを「OpneCue」としてオープンソース化した。
米Googleは1月24日(現地時間)、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)傘下のVFX制作会社Sony Pictures Imageworksとの協力により、Sony Pictures Imageworksのレンダリング管理システム「Cue 3」のオープンソース版「OpenCue」をGitHubで公開したと発表した。
Sony Pictures Imageworksは、「スパイダーマン」シリーズなどの実写映画や「Angry Birds」などのアニメ映画のVFXを手掛けている。
Cue 3は、Sony Pictures Imageworksが15年かけて改良してきたシステムで、同社のデータセンターとGoogle Cloud Platformの15万以上のコアで稼働する。
OpenCueはCue 3のオープンソース版。VFX関連企業は、OpneCueを使って複雑なジョブをタスクに分割し、ディスパッチキューに投入できる。
チュートリアルやサンプルプロジェクトも間もなくGitHubで公開する計画だ。
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