Google、インドの子どもたち向けAI採用英語学習アプリ「Bolo」リリース

Googleが、インドの小学生向けにヒンディー語と英語を音読しながら学習するAndroidアプリ「Bolo」を公開した。音声認識とテキスト読み上げ技術を採用し、AIアシスタントのディアが勉強を手伝う。

» 2019年03月11日 10時28分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは3月6日(現地時間)、インドのGoogle Playストアで、子ども向けヒンディー語および英語学習Androidアプリ「Bolo」を無償で公開したと発表した。

 同社の音声認識とテキスト読み上げ技術を採用した、小学1年生を対象とした学習アプリだ。AIアシスタントの「ディア」が子どもを励ましたり、単語の意味を説明したり、一緒に単語ゲームを遊んでくれたりする。

 bolo 1 Google Play Storeの「Bolo」のページ

 Android 4.4 KitKat以降搭載の端末で利用可能。オフラインでも利用できる。50本のヒンディー語の物語と40本の英語の物語から好きなものを選び、指示に従って音読していくと、ディアが褒めたり修正したりして指導してくれる。物語の数は今後増やしていく計画だ。物語の音読だけでなく、単語クイズなどで遊ぶこともできるなど、子どもを飽きさせない工夫をしている。

 bolo 2

 インドの一部地域の村で数カ月このアプリを実際に子どもたちに使ってもらったテストの結果、64%の子どもの読解力が高まったという。

 現在はヒンディー語を話すユーザーに最適化しているが、将来的には他の言語にも対応させていく計画だ。


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