Googleの2段階認証デバイス「Titan Security Key」、セキュリティ問題が判明でリコール

「Titan Security Key」のBluetooth Low Energy(BLE)バージョンに、Bluetoothペアリングに関連したセキュリティ問題が見つかった。

» 2019年05月16日 12時00分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

Titan Security Key

 Googleは2019年5月15日、2段階認証デバイスの「Titan Security Key」にセキュリティ問題が見つかったことを明らかにした。対象となるデバイスは無償交換に応じ、当面の対策についても紹介している。

 Google Securityブログによると、影響を受けるのはTitan Security Keyの「Bluetooth Low Energy(BLE)」バージョン。セキュリティ問題はBluetoothのペアリングに存在しており、非BluetoothのTitan Security Keyは影響を受けないとしている。

「Titan Security Key」のセキュリティ問題を明らかにしたGoogle Securityブログ

 原因はBluetoothペアリングプロトコルの設定ミスにあるという。Titan Security Keyから物理的に近い距離にいる攻撃者が、Titan Security Keyやペアリングする相手のデバイスと通信できてしまう恐れがある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ