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» 2019年05月30日 07時00分 公開

2019年7月には新施設を建設か:デルとEMCジャパン版“宮崎キャンプ”に潜入 新製品の予定や最新動向を聞いてきた (2/3)

[大河原克行,ITmedia]
photo デルのインフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括法人営業本部長の瀧谷貴行執行役員

 「2019年度(2018年2月〜2019年1月)、売上高が初めて10兆円を突破した。また、前年比15%増と2桁成長を遂げるという成長力を維持している。売上高の5%を超える年間5000億円以上の研究開発費を投資して最新技術を開発し、これを迅速に市場に投入できる体制を整えているのが特長だ」(デル 執行役員 インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括法人営業本部 瀧谷貴行本部長)

 Dell Technologiesは、現在全世界に14万5000人の従業員を抱える。クライアントPCの「DELL」、サーバ、ストレージ、ネットワークの「DELL EMC」、PaaS(Platform as a Service)製品などの「Pivotal」、リスク管理およびセキュリティの「RSA」、セキュリティ管理サービスの「SecureWorks」、ミッションクリティカルクラウドの「Virtustream」、仮想および自動化、SDDCの「VMware」の7つのブランドを展開する。瀧谷氏によれば、同社はこれらのブランドを通してエンド・トゥ・エンドの製品ポートフォリオをそろえる。米国のビジネス誌『Fortune』が毎年選ぶ全米のトップ企業500社のうち、99%が同社の顧客だという。

 「売り上げの約4割を、サーバ、ストレージ、ネットワークが占める。これらの領域は、最も成長率の高い注力分野だ。国内のサーバ市場では16%のシェアを持ち、第4位のポジションにあるが、全世界のサーバ市場では約20%のシェア獲得し、7四半期連続でトップシェアを獲得している。サーバの年間出荷台数は、国産ベンダーとは20倍もの差がある。ライセンスの調達や部品の調達などの場面で、そうした規模のメリットを顧客に還元できると考えている。

photo 会場で紹介されたDell Technologies製品のポートフォリオ

 国内では、他社のシェアが落ちている中、デルは着実にシェアを上昇させており、出荷金額では既に国内第3位となっている。これは、1台当たりの単価が高いことを示している。ミッションクリティカルなシステムやAIといった、信頼性が高く、性能が求められる分野にデルのサーバが活用されている」(瀧谷氏)

サティア・ナデラも登壇した本社のイベント「Dell Technologies World 2019」

 同セミナーでは、Dell Technologiesが開催している年次イベント「Dell Technologies World」で発表した内容にも触れた。

 同イベントのテーマは、2016年の「Let the transformation begin(デジタルトランスフォーメーションを始めよう)」から、2017年の「Realize」、2018年の「Make it Real」、2019年の「REAL TRANSFORMATION」へと、年々デジタルトランスフォーメーションへの取り組みを具体化した内容へと進化してきたという。

photo 「Dell Technologies World」のテーマの変化を表したスライド

 「Dell Technologies World 2019」で行われた基調講演では、Dell Technologiesのマイケル・デルCEOとマイクロソフトのサティア・ナデラCEO、VMwareのパット・ゲルシンガーCEOが並んで登壇したことが話題になったが、瀧谷氏によれば、これは「多くの社員も知らないサプライズだった」ようだ。

 瀧谷氏は、「会期中には、人類の進歩への貢献や共通の課題解決に挑むデジタル技術をはじめ、新たなクラウドソリューション『Dell Technologies Cloud』の発表、製品の機能拡張と強化への取り組みがポイントとなった」と説明。例えば、ワークステーションと3Dプリンタを使って、短時間に高性能の義手を作りあげるなど、テクノロジーが社会貢献できる時代が訪れている点を強調した。

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