IBMによるRed Hat買収発表からほぼ1年。その成果から生まれたのが新たなソフトウェア戦略「IBM Cloud Paks」だ。その強みはどこにあるのか。日本IBMの幹部が今後の戦略とともに語った。
「優れたソフトウェアは基本的にオープンソースからしか生まれてこない。一般企業にとっては必ずしも使いやすくはないオープンソースのソフトウェアを使いやすい形で提供することが、IBMとRed Hatが一緒になる意味だ」
2019年11月27日に開催された記者発表会で、日本IBMの取締役専務執行役員 事業開発担当兼ハイブリッド・クラウド・リードの三澤智光氏はそう語った。
IBMがRed Hatの買収を発表してほぼ1年。その成果が同社のクラウドソリューション群「IBM Cloud」の血肉となって2019年8月に生まれたのが、新たなソフトウェア戦略「IBM Cloud Paks」だ。「Amazon Web Services」や「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」といった強力な競合がひしめく中、IBMはRed Hat買収をどのような強みとして花開かせようというのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.