量子コンピュータ利用、急加速なるか:
量子コンピュータ「IBM Q」の実機がついに国内で稼働した。発表会には産官学から関係者が集結し、本格的な研究開発を進める姿勢をアピールした。量子コンピュータを巡っては、IBMと国内大学の国境を越えた連携が進む。その土台を築いたキーパーソンが、技術面の急速な進化の道のりを語った。
AI時代を支えるNVIDIA【後編】
NVIDIAを単に“GPUベンダー”と呼ぶことはもはやできない。CPUの処理をオフロードする「DPU」に加えて、同社製CPU「Grace」を発表した。その狙いと、これまでのCPUとの違いを紹介する。
AI時代を支えるNVIDIA【中編】
GPUベンダーとしての確固たる地位を築いてきたNVIDIAが、AI技術分野での存在感を高めている。同社がAI処理などを担うサーバ向けの新たなアクセラレータとして提供するのが「DPU」だ。
AI時代を支えるNVIDIA【前編】
GPU市場を深耕してきたNVIDIAは、AI技術分野で勢力を拡大しようとしている。同社がGPUの用途を開拓してきた歴史を振り返るとともに、今後の方向性を考える。
複数の原因を挙げる調査結果も:
インフラから開発体制まで、自社のITをDXのニーズや今後の変化に対応できる形に「モダナイゼーション」する動きが活発化している。クラウドをはじめとした技術や製品の幅は広がったものの、つまづく企業も多いようだ。
日本製の開発支援サービスも:
方式が異なる複数の量子コンピュータにクラウドでアクセスして従量課金制で使い分けられ、関連するアルゴリズムやソフトウェア開発支援サービスも使える――。そんなサービスをAWSが展開している。日本を含めた世界の最新スタートアップとも協業するというサービスの中身とは。
クラウド時代のDR
障害や災害によるシステムの停止は回避できるに越したことはないが、経験しなければ得られない学びもある。ある企業がシステム障害を引き起こした事例から、同社が得た教訓と対策を紹介する。
IBM Cloudが大規模な組織や企業のニーズを意識した機能強化を続けている。他のベンダーが同じく東西日本にリージョンを構える中、同社が2021年に向けた戦略として示したのは、独自の技術を生かし、規制が厳しいためにクラウド化が進んでいない業界のニーズにも応えるようなものだ。その内容から見えたポイントは。
as a Service型の製品提供を推進すと表明したデル。日本でも選択肢の多様化や顧客の財務モデルの変化に対応した販売体制を強化する。
Techレポート:
ベンチマークテスト専用にチューニングされる例が目立っていたここ数年のスーパーコンピュータランキングにあって、実務を重視した富岳がなぜトップを独占できたのか。他国のスーパーコンピュータプロジェクトでも採用れる技術を生み出した原動力を探る。
交錯する期待と現実:
これから、量子コンピュータが本格的に実用化される“量子の時代”が来る――。そんな話が飛び交うようになった。しかし、その活用先が具体的にどこになるか、どんな企業なら量子コンピュータを活用できるか、現実的な視点で考えたことはあるだろうか?
交錯する期待と現実:
2019年に一気に話題になる頻度を増した量子コンピュータ。IBMやGoogleなどの世界的なベンダーの他、日本でも国立や私立の研究機関などの取り組みに注目が集まりだした。しかし“量子コンピュータが本格的に活用される”日はいつ来るのだろうか? その基本的な歩みから現状を振り返る。
2019年末、日本に外資系量子コンピュータ事業の参入が相次いだ。既にNECや富士通といった国内企業も取り組む量子コンピュータだが、GoogleやIBMといった国外の大手に比べれば遅れがちな点は否めない。背景で投資を加速する日本政府の掲げる「目標」とは。
IBMによるRed Hat買収発表からほぼ1年。その成果から生まれたのが新たなソフトウェア戦略「IBM Cloud Paks」だ。その強みはどこにあるのか。日本IBMの幹部が今後の戦略とともに語った。
「微妙な違いを識別するAI」を実現
メルカリはユーザー体験の向上や運用管理の自動化のために機械学習などのAI(人工知能)技術を取り入れ、コンテナで運用している。AI技術とコンテナの運用を具体的にどのように実現しているのだろうか。
マルチクラウド構成を実現
フリマアプリ「メルカリ」の写真検索機能は、マネージドKubernetesである「Amazon EKS」を採用している。どのように活用し、どのような使い勝手なのだろうか。
ストレージの新旧交代劇【後編】
HDDは過去に幾つかのブレークスルーによって容量を飛躍的に増加させた。現在も技術進化の議論は続いており、今後も大容量化の流れは止まらないだろう。その方向性を探る。
ストレージの新旧交代劇【前編】
SSDへの置き換えが徐々に進み、HDD全体の市場は縮小傾向にある。ただし、HDDが市場から消え去るわけではなく、新たな役割にシフトしている。HDDはこれからどう使われるのだろうか。
ポイントは「短期で効果が見えること」
ビジネス規模が拡大することは喜ばしい。一方でその拡大に合わせた社内調整になかなか手が回らないことも少なくない。本稿はAIでその問題を解決した事例を紹介する。
「FileMaker」ベースの電子カルテ
相武台脳神経外科は2014年に、開院当初に利用していた電子カルテから、新しいシステムとして「FileMaker」ベースの電子カルテ「ANNYYS_Developer版」へ移行した。その選定理由とは。クリニック院長に聞いた。
「未来のITインフラが、今ここに」をアピール:
「いま出荷しているのは、未来のITインフラである」。オラクルが日本顧客向けイベントで、クラウドの基礎となるハードウエアの重要性をアピール。同社が注力するコンバージドインフラストラクチャの戦略を語った。
何度目かになる“サイクル”が回ってきた:
2015年10月末に米国サンフランシスコで開催されたオラクルの年次イベントでは、Java開発者会議「JavaOne」も同時に開催された。「何度目かになる“関心の高まり”のサイクルが回ってきた」──。日本オラクルも国内の開発者に向け、「Javaはどこへ向かうのか」を説明した。
KVS実装をオブジェクトストレージにも適用:
ここ数年、分散KVS技術を持つITベンダーによるオブジェクトストレージ製品投入が進んでいる。本稿ではその中の一つであるRiakを取材、KVS、オブジェクトストレージ双方の動向を聞いた。
Server & Storageイベントリポート CloudStack Day Japan 2014:
IBMが世界各国の顧客やパートナーを集めてITインフラやハードウェアに関しての発表を行う年次イベント「Edge」が米国で開催された。初日の講演では同社の原点回帰ともいえるメッセージが聞けた。
特集:ネットワーク構築の基本はVLANから(3):
本特集では、ネットワーク構築の基本となるVLANのしくみと活用方法を解説している。「VLANの基本的な仕組みを攻略する」VLANの目的と基本的な知識を再確認し、「VoIPを効率よく運用させるVLANのしくみ」ではVLANによるVoIPの分離とセキュリティを説明した。最終回となる今回は、VLANを活用したセキュリティ確保のしくみをベンダの実装例を見ながら紹介したい。
Citrix Synergy 2012 レポート:
インフラ仮想化製品としてCitrixが手掛ける「XenServer」。製品戦略での“基盤”でもある同製品の位置付けやエンタープライズ市場での展開などを聞いた。
Citrix Synergy 2012 レポート:
Citrixが年次カンファレンスで発表したクラウド関連プロジェクトの「Project Avalon」。そのデモンストレーションからはクラウド全盛時代を見据えたさまざまな“可能性”が提示された。
Citrix Synergy 2012 レポート:
米Citrixは、年次カンファレンスで企業向けコラボレーションツールベンダーの買収と、クラウドプロジェクト「Project Avalon」の立ち上げを発表した。2つの取り組みの狙いを担当者に聞く。
Citrix Synergy 2012 レポート:
米Citrixの年次カンファレンスが米国サンフランシスコで開幕した。初日の基調講演ではマーク・テンプルトンCEOが、クラウドコンピューティングへの同社のビジョンを語った。
Citrix Synergy 2011 Barcelona Report:
「Three PC」戦略を掲げるCitrixは、スペインで開催中のカンファレンスでクラウド関連における多数の新製品や技術を発表した。この中から企業で関心の高い仮想デスクトップ関連の話題をレポートする。
Microsoft WPC2011 Report:
Microsoftのパートナー向け国際会議の最終日は、日本マイクロソフトの樋口泰行社長は日本のパートナー向けに講演した。日本のパートナーや顧客企業に向けた同氏の講演はグローバル化がテーマとなった。
Microsoft WPC2011 Report:
Microsoftのパートナー向け年次イベントではアワード授賞のほか、競合相手に対する“徹底抗戦”ぶりが披露された。それに呼応したゲストスピーカーのメッセージは実に印象的である。
Microsoft WPC2011 Report:
開催中の米Microsoftのパートナー向け年次イベントでは、同社が今後リリースする予定のソフトウェア新製品の動向が次々と披露された。
Microsoft WPC2011 Report:
米Microsoftのパートナー向けカンファレンス「WPC2011」が開幕した。初日の基調講演にはスティーブ・バルマーCEOら同社幹部が、クラウドを柱とするパートナー戦略を紹介した。
丸山先生レクチャーシリーズ第3回リポート:
分散データベースの重要性を説いてきた本年度の「丸山先生レクチャーシリーズ」。第3回のレクチャーでは、「クラウド上のデータサービス」がテーマに据えられ、BigTable、SimpleDB、Azure SDSなどのクラウド向けデータサービスについて解説が行われた。
丸山先生レクチャーシリーズ 第2回リポート:
丸レクセミナー第2回に登壇した日本IBMの執行役員・ソフトウェア開発研究所長の岩野和生氏。IBMが考えるクラウドと、それがエンタープライズITにもたらすものとは何か。
丸山先生レクチャーシリーズ 第2回リポート:
丸山先生レクチャーシリーズ 2008-2009 第2回に登壇したグーグルの石原直樹氏と本多正明氏は、Googleが考えるクラウドのキー、Google App Engineについて講演を行った。
丸山先生レクチャーシリーズ 第2回リポート:
先月開催された「丸山先生レクチャーシリーズ2008-2009」第2回では、エンタープライズITでクラウドをどう活用していくか、という課題についてさまざまな切り口からの講演が行なわれた。ここでは、丸山氏の講演内容を簡単にまとめた。
クラウドとグリッドの境界が分からない方もいるかもしれない。あるいは、クラウドとグリッドはまったくの別物と考える方もいるだろう。クラウドの出現をグリッドとの関連の中に位置付け直すよい機会を富士通/国立情報学研究所OGFボードメンバ、OGSA-WG共同議長の岸本光弘氏が与えてくれた。
差別化できないところにリソースを割くべきか:
「クラウド時代の到来を受けて、クラウドとどう向き合うべきか」――クラウド専業のベンダーとしてアプリケーションレイヤで存在感を放つセールスフォース・ドットコムの岡本充洋氏は、開発者にむけた行動指針を示した。
丸山先生レクチャーシリーズ第1回リポート:
クラウド時代が到来しようとしている。しかし、それは一体何を意味するのだろうか。本年度の「丸山先生レクチャーシリーズ」を貫くこの大きな問題を、丸山不二夫氏がITの歴史的発展の流れの中に位置付けて読み解いた。
Citrix Application Delivery Conference 2008 Report:
Citrixが都内で開催した「Citrix Application Delivery Conference 2008」では、同社の技術によるアプリケーションデリバリーの価値が余すところなく伝えられた。
動き出す災害対策:
5月27日、全日空(ANA)は大規模なシステム障害を引き起こした。システムの切り替えに起因するとされるが、ここから改めて分かることは、DRの基本、すなわちサーバ保護の重要性である。
動き出す災害対策:
稼働中のデータセンターが災害で完全停止に追い込まれたら、同じ場所にあるバックアップデータも無事ではすまないかもしれない。それなら、安価なネットワークを使って遠隔サイトにデータを複製しておけばいい。
動き出す災害対策:
大掛かりで、一部の会社にしか必要のないもの――。そんな考えはディザスタリカバリにはもう古い。「データを一切失わない」ことから抜け出せば、おのずと現実的な手段になる。
ジェームズ・ゴスリング氏はJavaOne最終日で“The Toy Show”と題した講演を行った。この中では、数々のガジェットを紹介したが、例年とは異なる雰囲気となった。その理由は何か?
JavaOneでは、Java ME/SE/EEそれぞれの進捗紹介が通例となっていた。しかし今年の講演では様変わりし、その傾向に変化があった。クライアント寄りの趣向が目立ったその戦略に隠されていたものは。
Oracleは、Javaアプリケーションサーバを含むミドルウェア製品群「Fusion Middleware」で実現する新機能について、Java EEを始めとするテーマで紹介した。