JPCERT/CCが注意喚起 マルウェア「Emotet」の新たな手口とは

JPCERT/CCは、マルウェア「Emotet」の感染拡大と、Emotetの新たな攻撃手法について注意を呼びかけている。2020年7月に、Emotetの配布活動が再開してから、感染拡大の手口が巧妙化している。

» 2020年09月07日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 JPCERTコーディネーションセンター(以下、JPCERT/CC)は2020年9月4日、マルウェア「Emotet」の感染拡大と、Emotetの新たな攻撃手法について注意を喚起した。

 Emotetは、電子メール経由で、添付ファイルや、本文中のリンクからダウンロードされるファイルを実行し感染するマルウェアだ。2020年7月に、配布活動が再開してから感染が拡大している。

 JPCERT/CCによると、2020年9月になってからEmotetに感染した国内ドメイン(.jp)のメールアドレスが急増している。こうしたメールアドレスは、感染拡大を目的としたスパムメールの送信に悪用される可能性があるという。JPCERT/CCは「同時に、Emotetの感染に関する相談件数も増加している」と述べた。

Emotetに感染し、メール送信に悪用される可能性のある国内ドメインのメールアドレスの推移(出典:JPCERT/CC)

セキュリティ製品の検知をすり抜ける可能性も Emotetの新たな手口とは?

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