ロボットが品出しするローソン新店舗がオープン Telexistenceの遠隔操作ロボット「Model-T」を活用

NEDOとTelexistenceは、2020年9月14日に開業する「ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店」で、遠隔操作型のヒューマノイドロボット「Model-T」による商品陳列を開始する。店舗業務の効率化や省人化、ロボットを通じて遠隔地から就労できる店舗オペレーションなどを検証する。

» 2020年09月08日 11時30分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とTelexistence(テレイグジスタンス)は2020年9月7日、ローソン店舗でTelexistenceの遠隔操作ロボット「Model-T」による商品陳列を開始すると発表した。

Photo Model-Tが商品をつかむ様子

「Model-T」で店舗オペレーションはどう変わる?

 2020年9月14日に開業する「ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店」にModel-Tを導入し、バックヤードから商品棚へ商品を陳列する品出し作業を遠隔操作で行う。

 これにより、店舗業務の効率化や省人化、遠隔地からロボットを通じて就労できる新しい店舗オペレーションの実現を目指す。

東京ポートシティ竹芝のオフィスタワー1階に開業する「ローソン Model T 東京ポートシティ竹芝店」のイメージ(出典:<A HREF="https://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1401465_2504.html" target="_blank" rel="noopener">ローソン 2020年6月30日リリース</A>)

 品出し作業の対象は、飲料(ペットボトル、缶飲料)、中食(弁当、おにぎり、サンドイッチなど)など、コンビニ業の売り上げの大きな割合を占め、品出し頻度の高い店舗内のオペレーション稼働が大きい商品。

 併せて、遠隔操作中のオペレーターとロボットの動き(商品のピッキング、設置など)のデータを取得、蓄積し、人工知能(AI)に学習させることで、遠隔操作によらず自動で制御/処理する割合を増やす自動化の研究開発も進める。

小売業における遠隔操作ロボット活用の可能性とは?

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