金融業務に「手軽」にAIを導入 富士通がパッケージサービスを新たに提供

富士通は、営業マーケティングやローン審査、不正請求、詐欺の検知などの金融業務を支援する「FUJITSU Finplex AIスコアリングプラットフォームサービス EnsemBiz」(Finplex EnsemBiz)を提供する。

» 2020年09月17日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 富士通は2020年9月16日、金融業界に向けたパッケージサービス「FUJITSU Finplex AIスコアリングプラットフォームサービス EnsemBiz」(Finplex EnsemBiz)の提供を開始すると発表した。inplex EnsemBizは、AI(人工知能)が予測スコアリングを実施して、次の効果的なアクションとその根拠を提示するサービス。営業マーケティングやローン審査、不正請求や詐欺の検知といった金融業界の業務を支援する。

 富士通によると、FintechやAIなどの最新技術は、金融業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に必要不可欠だ。しかし、AIが導き出した結果の根拠がブラックボックス化していた。この点は、経営者が経営や投資判断にAIを活用しにくい要因の一つになっていたという。同社は、金融業界において「AI人材の不足や、大量の学習データの準備」も課題として挙がったと説明する。

「少ない」データで「高精度」な予測を 「手軽」なAIサービスの詳細とは?

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