スーパーマーケットから店員が消える? バーチャル接客が生む意外なメリットとは

「スーパー木田屋」を運営する木田屋商店は、スーパーの接客において、デジタルサイネージを利用したコミュニケーションツール「T-Concierge」を導入したと発表した。バーチャルな接客から生まれる販促効果とは。

» 2020年09月24日 07時00分 公開
[田渕聖人ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 スーパーマーケットや植物工場事業などを手掛ける木田屋商店(以下、木田屋)は2020年9月16日、ニューノーマル(新常態)な接客サービスへの取り組みの一環として、デジタルサイネージを利用したコミュニケーションツール「T-Concierge」の導入を発表した。T-Conciergeは2020年8月6日より、同社が運営する「スーパー木田屋 北栄店」で稼働している。

 T-Conciergeは、NTT東日本(以下、NTT東)とイーフロー、大成の3社共同で開発し、デジタルサイネージに映したアバターを通して、遠隔地から接客応対ができるサービス。

木田屋本部長の木田幸太氏

 木田屋本部長の木田幸太氏によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、受付応対業務の形態は、対面から非対面へと変わりつつあるという。これにより同社は、スーパーマーケット事業の運営において「遠隔対応による人材配置や業務効率化」「接客業務における環境配慮(衛生対策等)やストレス軽減」などの課題を抱えていた。同氏は、T-Conciergeの導入により「接客環境の向上や人材管理の推進につながる」と説明する。

店員ではこうはいかない バーチャル接客ならではのメリットとは?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ