変化する国内IoT市場 データを使いこなすために重要な2つのキーワードとは

IDC Japanの予測によると、国内IoT市場の2019〜2024年の年間平均成長率は10.3%。支出額は2019年が7兆258億円で、2024年は11兆4697億円になる見込みだ。ソフトウェアとサービスに対する支出割合が継続的に増加する。

» 2020年09月29日 07時00分 公開
[ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 IDC Japan(以下、IDC)は2020年9月28日、国内IoT(モノのインターネット)市場についてテクノロジー別支出額の予測を発表した。

 国内IoT市場の2019年の支出額は、7兆258億円。2020年と2021年の支出額は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け成長スピードが鈍る見込みだ。IDCは、2019〜2024年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を10.3%と見ており、2024年の支出額を11兆4697億円と予測する。

 調査に当たりIDCは、国内IoT市場を「ハードウェア」「コネクティビティ」「ソフトウェア」「サービス」という4種類の技術グループに分類した。2019〜2024年はソフトウェアとサービスに対する支出割合が継続的に増加すると予測する。2024年には全体の6割を超える見込みだ。

 IDCは「クラウドやアナリティクスなどの技術の発達に伴い、それらを活用するための技術やコストの障壁が急速に下がっている」と指摘し、これらの技術をより高度に活用するために「企業は付随するさまざまな導入サービスや運用サービスに対する支出を増やすことが避けられない」と述べた。

国内IoT市場 支出額予測、2019〜2024年(出典:IDC)

キーワードは2つ 国内IoT市場の重要な変化とは?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ