マルチプラットフォームで多機能、高度なRATが1年越しで発見された。既に多数の感染者が出ている。
Intezerは、2021年1月5日(現地時間)、暗号通貨ユーザーを対象とした幅広いオペレーションのサイバー攻撃キャンペーンがあったことを発見したと伝えた。このサイバー攻撃キャンペーンは2020年12月に実行されたもので、「ElectroRAT」と呼ばれる新しい特徴的な遠隔操作ツール(RAT: Remote Administration Tool)が使われていた。
Intezerはイスラエル国防軍サイバーレスポンスチーム出身のItai Tevet氏らが設立したサイバーセキュリティ企業だ。Genetic Software Mapping(遺伝子ソフトウェアマッピング)という独自の技術を使ってマルウェアを解析する技術を持つ。同社はElectroRATを「非常に煩わしい」「珍しい実装」と評価している。
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