IDC、国内IT市場の地域別予測を発表 2021年は地域格差が浮き彫りに

IDCは、2020年9月末時点のCOVID-19による影響を考慮して、国内IT市場の地域別予測をアップデートした。2020年は、インバウンドや観光需要の消失、製造業の停滞の影響を大きく受けて地域別で見ても各地域でマイナス成長だった。2021年どう改善されるのだろうか。

» 2021年01月19日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 IDC Japan(以下、IDC)は2021年1月18日、国内IT市場の地域別予測を更新した。2020年9月末時点の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を考慮した。

 2020年の同市場規模は、対前年比6.3%減の17兆1162億円だった。IDCによると、2020年は、COVID-19の感染拡大によるインバウンド需要の消失や外出自粛、輸出減少などで国内経済が深刻な影響を受け、多くの企業がIT支出を抑制したという。

 2020年は地域別で見てもマイナス成長になった。インバウンドや観光需要の消失、製造業の停滞の影響を大きく受ける形で、北陸/甲信越地方や東海地方、近畿地方、中国/四国地方、九州/沖縄地方で大幅な減速を見込む。東京都はマイナス成長となるものの、比較的小幅にとどまるとIDCは予測する。

国内IT市場 地域別 支出額予測(2019〜2021年)(出典:IDC)

2021年の市場規模予測 抑制傾向の長期化が見込まれる地域も

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