HIS、Adobe Signを導入 契約更新業務における全工程の約30%を削減

HISは「Adobe Signエンタープライズ版」を導入して契約書のやりとりを効率化した。Adobe Signの導入により契約更新の全工程の約30%を削減し、毎月10万円程度の経費削減を実現した。

» 2021年02月01日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 アドビは2021年1月29日、エイチ・アイ・エス(以下、HIS)が電子サインサービス「Adobe Signエンタープライズ版」(以下、Adobe Sign)を導入したと発表した。

 旅行事業を軸に、テーマパーク事業やホテル事業などを手掛けるHISは、さまざまな業種の企業と提携しながら事業を進めており、主だった契約だけでも年間3000件を越える。アドビによるとこれらの契約手続きは、紙の契約書が使用されていたため、なつ印やスキャンした契約書の管理システムへの登録、原本の保管など手間やコストがかかる業務が発生するため、業務効率を低下させる要因となっていたという。

 HISは、こうした課題を解決するため電子契約サービスの導入を検討していたが、電子契約に難色を示す契約相手や利用数にかかわらず毎月固定費が発生するケースがある点などがサービス導入を妨げていた。

HISが「評価した」Adobe Sign導入のメリットとは

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