Microsoftと米国陸軍が進めてきた統合視覚増強システム(IVAS:Integrated Visual Augmentation System)の開発が、開発段階を抜けて製造の段階へ向かおうとしているようだ。Microsoft HoloLensやMicrosoft Azureなどの技術を活用して開発されたヘッドマウントディスプレイ形式の戦闘支援システムで、兵士に対してさまざまな情報に基づく支援ができるとされている。拡張現実と機械学習を使った複合現実によるトレーニングも可能だという。
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Microsoftは2021年3月31日(現地時間)、公式ブログでMicrosoft HoloLensおよびMicrosoft Azureの技術を活用して開発された統合視覚増強システム(IVAS:Integrated Visual Augmentation System)の生産を米国陸軍と協力して取り組んでいくと伝えた。これまでのプロトタイプ開発の段階から本番製品としての製造へ移ることになるものと見られる。
同日、米国陸軍からもほぼ同じ内容の発表が出された。IVASを製造するための契約をMicrosoftと締結したこと、Microsoftと共同で進めてきた開発段階から製品としての製造段階へ入っていくことなどが説明されている。
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