サイバー犯罪者はマルウェアを利用するなどして企業やユーザーから機密情報を窃取する。こうしたデータはダークウェブ犯罪市場と呼ばれる取引所で売買される。こうした取引所はいくつも存在するとされている。中でも「Hydra」と呼ばれるロシアを拠点とするダークウェブ犯罪市場が登場以来急激な成長を続けているという。その理由は他の市場とは異なる運営方針にあるようだ。
サイバー犯罪者が得た機密情報やサイバー攻撃に使用できるツールなどはダークウェブの市場において取り引きが行われている。ダークウェブ市場はいくつも存在している。この度、Flashpointの共同研究によって、こうした取り引きに使われる「Hydra」(ヒドラ)と呼ばれるサイバー犯罪市場や暗号通貨の流れに関する新しい研究結果が発表された。Hydraサイバー犯罪市場は驚くべきペースで成長を続けているという。
セキュリティ企業のFlashpointは2021年5月25日(現地時間)、ロシアのサイバー犯罪市場「Hydra」に関する新しい研究結果を発表した。この新しい研究では、サイバー犯罪者が利用する暗号通貨金融チェーンの内部構造と、ロシアのダークウェブ犯罪市場「Hydra」の活性化が詳しく取り上げられている。
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